ジオの恵みと暮らしLIFE

島根半島は今から約2700年前までには、平野の一部がつながったと考えられています。その後さらに堆積が進み、今の出雲平野や宍道湖、中海の形ができてきたのです。島根半島の山々に冬の厳しい季節風が遮られ、人にも生き物にも暮らしやすい場所となったと思われます。

築地松の風景

山陰の穀倉地帯である出雲平野では、広い平野に家々が点在する散居集落の景色が広がります。それらの家は冬の北西の風邪を避けるために、黒松を刈り込んだ、高く反りのある築地松という防風林を持っています。この築地松の選定を陰手刈り(のうてごり)と呼び、専門の職人の手によって出雲平野の美しい風景がつくりだされています。

築地松の風景

宍道湖・中海はラムサール条約登録湿地

宍道湖と中海は2005年11月に国際的に重要な湿地に係る登録簿であるラムサール条約湿地に登録されました。2つの湖の推進は平均約5mと浅く、両湖を合せた広さは165.3km2と国内最大の汽水湖です。宍道湖と中海は塩分濃度に違いがあり、この違いによって生態系などにも特色があります。宍道湖にはシジミ貝、中海にはアサリやサルボウガイが生息し、郷土の味覚を彩っています。また、冬になると毎年4万羽をこえるガンやカモなどの水鳥がやってきます。

宍道湖・中海はラムサール条約登録湿地

美味しいしじみ汁のある暮らし

早朝の宍道湖では、しばしばしじみ漁の風景に出会います。種類はヤマトシジミで、平成26年の漁獲量は約3,450tにもなり、日本一の水揚げを誇ります。浅い沿岸部がしじみ漁の場所となっており、大きな「ジョレン」と呼ぶ漁具でジャッジャッとしじみを獲る音が岸部まで聞こえてきます。

美味しいしじみ汁のある暮らし