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ジオサイト一覧

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A:島根半島エリア

B:出雲平野・宍道湖・中海低地帯エリア

C:南部丘陵山地エリア

A-1:弥山サブエリア

A-2:本宮山サブエリア

A-3:三坂山サブエリア

A-4:美保関サブエリア

B-1:出雲平野サブエリア

B-2:宍道湖・中海サブエリア

C-1:出雲南部サブエリア

C-2:松江南部サブエリア

A-1

  • 日御碕の柱状節理
  • 礫島
  • 弥山のごえんゴウロ
  • 猪目洞窟
  • 韓竈神社

A-2

  • 赤浦海岸
  • 立石の巨石

A-3

  • 須々海海岸の洗濯岩
  • 加賀の潜戸
  • 瀬崎のヒョウタン池

A-4

  • 青石畳通りと森山石
  • 沖の御前
  • 権現山洞窟

B-1

  • 稲佐の浜
  • 薗の長浜
  • 斐伊川

B-2

  • 大根島の溶岩トンネル
  • 嫁ヶ島
  • 嵩山と和久羅山
  • 松江城とその石垣

C-1

  • 鬼の腰掛け岩
  • 立久恵峡

C-1

  • 来待石の石切場跡
  • 茶臼山
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島根半島エリアの特徴

テーマ:大規模な地殻変動を今に感じる大地

国引きされた島根半島は日本海に面して凹凸を繰り返すリアス式海岸となっています。主に約2000万年前から数千百万年前の大陸分裂、日本海拡大、およびその後の日本列島の形成までの火山岩・堆積岩でできています。日本海に面した90kmの沿岸部に約50の漁村があり、今でも一本釣りや定置網、ワカメや海苔などの漁業が行われています。

A-1:弥山サブエリア

テーマ:引き裂かれる地殻の音が響く大地

落差が1,000mに達し、中期中新世に形成された大社断層をはじめ、東西方向に延びた多くの断層と深海の海底火山岩は、地殻変動と神話がつながる世界を提供してくれます。

A-2:本宮山サブエリア

テーマ:地球の鼓動が轟く大地

この大地には、安山岩に由来する砂岩と泥岩が交互に堆積した層よりなる洗濯岩のような地層が発達しています。その洗濯岩は地球の鼓動のようなリズム感があります。

A-3:三坂山サブエリア

テーマ:海底噴火がつくった大地

三坂山山地は、三坂山、枕木山、真山・御岳山・鳥ノ子山の3つの山地を造る流紋岩が発達するとともに、千数百万年前とされる海底火山の安山岩・玄武岩溶岩と火山砕屑岩が広く分布しています。ダイナミックな海底火山活動の様子が観察され、特徴的な火山侵食地形が形成されています。

A-4:美保関サブエリア

テーマ:大陸の縁にできた湖がつくった大地

ここに分布する砂岩を主体とする地層は、大陸分裂の時代のもので、湿潤温暖気候を示す台島型植物化石群や動物化石が産出します。砂岩には約2,000万年前の水の流れを示す流痕などやそこで生活していた生物の生痕もみられ、汽水生シジミ化石などは豊かな自然環境を彷彿とさせます。また、堆積岩は熱変質によって特有の緑色を帯び、石材として古代より利用されています。

出雲平野・宍道湖・中海低地帯エリアの特徴

テーマ:古代出雲文化の基盤となった大地

このエリアは主に南側の山間部から運ばれた土砂の堆積によってできた場所で、今から20万年前に陸上で噴火した火山である大根島もあります。また山間部では、近代まで砂鉄を精製して鉄を製造する「たたら製鉄」があり、その砂鉄の混じった花崗岩の山々を削り取って川に流す「かんな流し」という砂鉄採取のほうほうが盛んに行われました。このエリアはその砂が膨大に退席した場所で肥沃な土地であり、米や園芸作物の生産、しじみ漁などが盛んです。

B-1:出雲平野サブエリア

テーマ:“出雲のナイル”斐伊川の賜物

出雲平野は斐伊川と神戸川が内湾を埋積してできた山陰最大の三角州平野で、河川の長さや流域面積に比べて平野が非常に大きいという特徴があります。その要因として3つのことが挙げられます。

  1. 島根半島が日本海による侵食を防いでいるという立地条件
  2. 縄文時代に神戸川の上流にある三瓶山からの大量の火山噴出物が平野に堆積したこと
  3. 江戸時代に斐伊川上流部で盛行した「たたら製鉄」のための鉄穴流しによって大量の土砂が流出したこと

B-2:宍道湖・中海サブエリア

テーマ:古代出雲の歴史文化を育んだ汽水湖

宍道湖・中海は東西約40kmにわたって塩分濃度が段階的に低下しており、宍道湖と中海は世界でも珍しい連結汽水湖となっています。
また、中海の中央部には大根島や江島が存在します。いずれも更新世に陸上に噴出した玄武岩からなります。
門部王は8世紀中頃、出雲国司として奈良の都より赴任した際に、次のような歌を意宇の湖(中海)について詠じた(『万葉集』)。門部王が見た中海の湖岸の情景が伝わる。
「飫宇の海の河原の千鳥汝が鳴けば我が佐保川の念ほゆらくに」
「飫宇の海の潮干の潟の片思に思ひや行かむ道の長手を」

南部丘陵山地エリアの特徴

テーマ:古代出雲の中心であった大地

このエリアには、大陸の時代の花崗岩類と大陸分裂、日本海拡大、日本列島の形成に至る火山岩や堆積岩が分布します。特に活発な陸上火山の活動を示す安山岩やデイサイト、浅い海に堆積して化石がたくさん算出する地層が特徴的です。

C-1:出雲南部サブエリア

テーマ:古代出雲の首都に生きる人々の大地

このエリアは、新第三紀中新世に堆積した砂岩や溶岩からできています。茶臼山はこの地域では比較的新しい時代に噴出してできた山です。また、宍道湖南岸の布志名層からは中期中新世の珍しい化石(絶滅哺乳類:パレオパラドキシア)が発見されました。

C-2:松江南部サブエリア

テーマ:弥生時代から古墳時代の人々が息づく大地

出雲南部は、出雲平野との境界に近い丘陵地と出雲湾入部の奥が火山地形によって生活圏が規制されていたため、古代より人々の生活圏は丘陵地に近い平野部分に集中していました。特に、大量の弥生青銅器が出土した「荒神谷遺跡」や国内最大級の弥生墳丘墓が存在する「西谷墳墓群」は、この地域に有力な集団が存在していたことを物語っています。古墳時代後期の6世紀後半頃には、出雲最大級の前方後円墳である「大念寺古墳」が造営されており、西部出雲(現在の出雲市域)の中心地でした。

島根半島エリア

テーマ:大規模な地殻変動を今に感じる大地

国引きされた島根半島は日本海に面して凹凸を繰り返すリアス式海岸となっています。主に約2000万年前から数千百万年前の大陸分裂、日本海拡大、およびその後の日本列島の形成までの火山岩・堆積岩でできています。日本海に面した90kmの沿岸部に約50の漁村があり、今でも一本釣りや定置網、ワカメや海苔などの漁業が行われています。

A-1:弥山サブエリア

テーマ:引き裂かれる地殻の音が響く大地

落差が1,000mに達し、中期中新世に形成された大社断層をはじめ、東西方向に延びた多くの断層と深海の海底火山岩は、地殻変動と神話がつながる世界を提供してくれます。

日御碕の柱状節理 溶岩の冷却時にできた4~7角柱の柱状節理が広がる流紋岩の岩盤に、東洋一の高さを誇る43.65mの日御碕灯台(世界の歴史的灯台百選)の姿がまぶしい景勝地です。近くの経島はウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されています。
礫島 約10mの高さがある玄武岩の巨礫を中心に7m前後の礫が集まって島状になっています。古事記の「国譲り神話」では、タケミカヅチとタケミナカタの二神が稲佐浜から岩を投げ合う力比べを行ってできた島と記されています。
弥山のごえんゴウロ 出雲大社のすぐ東の高い山、弥山の中腹に五円玉のような形をした不思議な山肌があります。実は流紋岩の巨大な山崩れの結果で、真ん中は植生が残っており、五円玉の穴のように見えるのです。
猪目洞窟 この洞窟は緑色凝灰岩(グリーンタフ)と呼ばれる火山噴出物の堆積による地層が波の侵食を受けてできました。出雲国風土記に「黄泉の坂、黄泉の穴と呼ばれている」と書かれており、神秘的なスポットです。
韓竈神社 約1600万年前の海底火山から噴出した流紋岩でできた険しい山の中腹に韓竈神社があります。祭神のスサノヲにちなむ伝説や鉄器文化の渡来など歴史・文化の話題豊富な場所で、老若男女の参拝が絶えない場所です。

A-2:本宮山サブエリア

テーマ:地球の鼓動が轟く大地

この大地には、安山岩に由来する砂岩と泥岩が交互に堆積した層よりなる洗濯岩のような地層が発達しています。その洗濯岩は地球の鼓動のようなリズム感があります。

赤浦海岸 海岸の幅は約140m、色とりどりの15cm以下の丸い石が多く、中でも赤や朱が美しいので赤浦と呼ばれたようです。近くの一畑薬師の本尊・薬師如来像が894年に漁師の与市によって引き上げられた伝説があります。
立石の巨石 高さ約12mの大岩がパッカリ割れたように鎮座し、オオクニヌシの孫にあたる水の神タキツヒコを祀る磐座です。断層運動や風化などに弱い泥岩が崩れて土壌となり流紋岩の岩塊が際立った姿となったと考えられます。
団体の場合のみ、佐香コミュニティセンターでガイドを受け付けています。
佐香コミュニティセンター(出雲市坂浦町3601:TEL 0853-68-0031)

A-3:三坂山サブエリア

テーマ:海底噴火がつくった大地

三坂山山地は、三坂山、枕木山、真山・御岳山・鳥ノ子山の3つの山地を造る流紋岩が発達するとともに、千数百万年前とされる海底火山の安山岩・玄武岩溶岩と火山砕屑岩が広く分布しています。ダイナミックな海底火山活動の様子が観察され、特徴的な火山侵食地形が形成されています。

須々海海岸の洗濯岩 約1500万年前に海底で堆積した地層が露出し、黒または黒灰色の泥岩部分が風化に弱くて凹み、白色の砂岩部分が凸部となり洗濯板のようになったのです。冬には海苔摘みが行われる場所でもあります。
加賀の潜戸 島根半島最大規模の、東西200m、高さ30mもある海食洞です。東西と北方向に大きな口が開き、遊覧船で入ることができます。佐太神社の祭神である佐太の大神誕生の神話があり、金の弓矢で岩を射通されてできたと伝えられています。
瀬崎のヒョウタン池 安山岩の火山活動が激しかった瀬崎の波食棚にあるオモシロ風景「ヒョウタン池」は、長さ約3m、深さ約2mの、島根半島最大級の甌穴です。池の底にある30cmほどの丸石が大波の時に転がり回って、池の壁面や底を少しずつ削り取ってできました。

A-4:美保関サブエリア

テーマ:大陸の縁にできた湖がつくった大地

ここに分布する砂岩を主体とする地層は、大陸分裂の時代のもので、湿潤温暖気候を示す台島型植物化石群や動物化石が産出します。砂岩には約2,000万年前の水の流れを示す流痕などやそこで生活していた生物の生痕もみられ、汽水生シジミ化石などは豊かな自然環境を彷彿とさせます。また、堆積岩は熱変質によって特有の緑色を帯び、石材として古代より利用されています。

青石畳通りと森山石 雨に濡れると緑灰色、青灰色となる美しい石畳の通りです。石は島根半島の森山石(凝灰質砂岩)と福井県から運ばれた笏谷石(火山礫凝灰岩)です。青石畳通り一帯は江戸時代に北前船の寄港地として栄えた場所です。
沖の御前 この島の岩石は約1600万年前の活発な海底火山活動を示す流紋岩からなると推定されています。古事記の出雲神話に出てくるコトシロヌシ(ゑびす様)が鯛釣りをしていたという伝説の名所です。
権現山洞窟 中海と日本海を結ぶ境水道の北側にある流紋岩の海食洞に残された縄文遺跡「権現山洞窟住居跡」として国指定史跡となっています。二つの穴が開いており、奥行き3~4mで、縄文土器、骨製ヤス、鏃(やじり)などが発掘されています。

出雲平野・宍道湖・中海低地帯エリア

テーマ:古代出雲文化の基盤となった大地

このエリアは主に南側の山間部から運ばれた土砂の堆積によってできた場所で、今から20万年前に陸上で噴火した火山である大根島もあります。また山間部では、近代まで砂鉄を精製して鉄を製造する「たたら製鉄」があり、その砂鉄の混じった花崗岩の山々を削り取って川に流す「かんな流し」という砂鉄採取のほうほうが盛んに行われました。このエリアはその砂が膨大に退席した場所で肥沃な土地であり、米や園芸作物の生産、しじみ漁などが盛んです。

B-1:出雲平野サブエリア

テーマ:“出雲のナイル”斐伊川の賜物

出雲平野は斐伊川と神戸川が内湾を埋積してできた山陰最大の三角州平野で、河川の長さや流域面積に比べて平野が非常に大きいという特徴があります。その要因として3つのことが挙げられます。

  1. 島根半島が日本海による侵食を防いでいるという立地条件
  2. 縄文時代に神戸川の上流にある三瓶山からの大量の火山噴出物が平野に堆積したこと
  3. 江戸時代に斐伊川上流部で盛行した「たたら製鉄」のための鉄穴流しによって大量の土砂が流出したこと
稲佐の浜 出雲大社から西へ1kmにある日本海に面した砂浜。出雲大社の神迎え神事が行われる聖地として有名です。ここにある弁天島は流紋岩、火砕岩の硬質な岩盤で、海の神のトヨタマヒコノミコトが祀られています。
薗の長浜 島根県で最大の海岸砂丘は出雲国風土記の国引き神話に登場する綱の跡として有名な白砂の浜です。8kmにも及ぶ美しい弓なりの砂浜の延長に、国引きの時に綱かけの杭(かし)となった三瓶山を望むことができます。
斐伊川 中国山地で鉄を製造する「たたら」の砂鉄を取るため山を崩した時の砂が、斐伊川によって大量に運ばれて出雲平野ができました。度重なる洪水やたたらの炎からヤマタノオロチ神話が生まれたと言われています。

B-2:宍道湖・中海サブエリア

テーマ:古代出雲の歴史文化を育んだ汽水湖

宍道湖・中海は東西約40kmにわたって塩分濃度が段階的に低下しており、宍道湖と中海は世界でも珍しい連結汽水湖となっています。
また、中海の中央部には大根島や江島が存在します。いずれも更新世に陸上に噴出した玄武岩からなります。
門部王は8世紀中頃、出雲国司として奈良の都より赴任した際に、次のような歌を意宇の湖(中海)について詠じた(『万葉集』)。門部王が見た中海の湖岸の情景が伝わる。
「飫宇の海の河原の千鳥汝が鳴けば我が佐保川の念ほゆらくに」
「飫宇の海の潮干の潟の片思に思ひや行かむ道の長手を」

大根島の溶岩トンネル 玄武岩溶岩でできた平べったい形をした大根島にはいくつもの溶岩トンネルが形成されています。溶岩トンネルは粘性の低い溶岩が勢いよく流れ出た跡にトンネルのような穴ができたものです。人が入ることができる溶岩トンネルは2つあり、竜渓洞は天然記念物、幽鬼洞は国の特別天然記念物に指定されています。
嫁ヶ島 宍道湖の唯一の島である嫁ヶ島は火山活動によってできた玄武岩の溶岩の島です。周囲240mほどの島には竹生島神社の祠と鳥居があり、松江出身の総理大臣若槻礼次郎が植樹した松林の美しい景色は日本夕日100選です。
嵩山と和久羅山 標高331mの嵩山と和久羅山は500~600万年前に噴出したデイサイト室の溶岩でできた一つの山塊です。宍道湖側から見ると涅槃仏に似ているので「寝仏さん」、中海側からは「キューピーさん」と呼ばれ親しまれています。
松江城とその石垣 1611年に完成した国宝松江城は織田、豊臣、徳川に仕えた戦国の勇者、堀尾吉晴が築城し、その築城に要した5年のうち石垣に3年を費やしたといいます。石垣は大海崎石、矢田石、森山石など地元の石材が使われています。

南部丘陵山地エリア

テーマ:古代出雲の中心であった大地

このエリアには、大陸の時代の花崗岩類と大陸分裂、日本海拡大、日本列島の形成に至る火山岩や堆積岩が分布します。特に活発な陸上火山の活動を示す安山岩やデイサイト、浅い海に堆積して化石がたくさん算出する地層が特徴的です。

C-1:出雲南部サブエリア

テーマ:古代出雲の首都に生きる人々の大地

このエリアは、新第三紀中新世に堆積した砂岩や溶岩からできています。茶臼山はこの地域では比較的新しい時代に噴出してできた山です。また、宍道湖南岸の布志名層からは中期中新世の珍しい化石(絶滅哺乳類:パレオパラドキシア)が発見されました。

鬼の腰掛け岩 目田森林公園には鬼が腰掛けたと伝わる高さ4m、横幅12mの餅のような形の巨石があります。これは火山のマグマが固結してできたデイサイト溶岩です。周辺に鬼の伝説があり、近くには大きな鬼の首岩などもあります。
鬼の腰掛岩は目田森林公園の中にあり、入園料(大人205円、小人100円)が必要です。
目田森林公園:http://www.meda-park.com/index.html
所 在 地 :出雲市佐田町反辺 1141-4
営業期間 :4月~11月(冬期間は休園)
営業時間 :9:00~18:00(期間中は無休)
入園受付 :17:00 まで(宿泊は除く)
電話番号 :0853-84-0805
立久恵峡 長さ2kmに及ぶ渓谷、立久恵峡は神戸川の川面から高さ50mから150mぐらいの切り立った崖が広がる大パノラマです。約1500万年前に形成された安山岩やデイサイト溶岩、火砕岩が侵食されてできた渓谷です。
団体の場合のみ、乙立コミュニティセンターでガイドを受け付けています。
乙立コミュニティセンター(出雲市乙立町3163: TEL 0853-45-0216)

C-2:松江南部サブエリア

テーマ:弥生時代から古墳時代の人々が息づく大地

出雲南部は、出雲平野との境界に近い丘陵地と出雲湾入部の奥が火山地形によって生活圏が規制されていたため、古代より人々の生活圏は丘陵地に近い平野部分に集中していました。特に、大量の弥生青銅器が出土した「荒神谷遺跡」や国内最大級の弥生墳丘墓が存在する「西谷墳墓群」は、この地域に有力な集団が存在していたことを物語っています。古墳時代後期の6世紀後半頃には、出雲最大級の前方後円墳である「大念寺古墳」が造営されており、西部出雲(現在の出雲市域)の中心地でした。

来待石の石切場跡 来待石は1400~1500万年前に浅い日本海で堆積し形成された砂岩です。加工しやすく古墳時代の石棺、中世以降は石塔や石仏、狛犬、墓石、建材など幅広く使われました。今は赤い石州瓦の釉薬にも使われています。
茶臼山 約1000万年前の火山活動によってできた玄武岩の標高171mの山です。出雲国風土記に神名樋野(かんなびぬ)と表される「かんなび山」で、神が籠られる神聖な山の意味です。麓には古代出雲の中心地、出雲国府跡があります。